2021年03月29日

老子 C

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            國   民
        家   多
        滋   利
        昏   器
民、利器多くして、国家滋々(ますます)昏し。

文明の利器がふえてくると、世の中は明るくなるよりも、むしろ暗くなってくる。

<管 見>
科学というものの目的は、人々の幸せのためという純粋な心からスタートしたものである。
そしてその思い(願い)は、人智と天恵により実現する。
だが、この恩恵を得る人間は、「諸刃の剣」という言葉を熟読玩味せねばならない。

便利さは、幸福のみを齎すものではない、ということだ。
然も、それはやがて体験⇒経験によって、災禍が利便さを凌駕することを思い知ることになる。
さらに、それによる人の心身への悪影響に限らず,自然界のあらゆる生物への悪影響をもなのである。
例えていうならば、工場排水による「食物連鎖」が挙げられる。

「人間は考える葦である」(弱い存在だけど、考える能力がある)という言葉がある。
また、
「人間は万物の尺度である」(相対主義〜人によって知覚が異なる)というのもある。

例えば、携帯電話は便利だけど「信の心」を授受をすることが完璧に可能だろうか?

だから、科学技術をもって生物の頂点に君臨している人間は、驕ることなく謙虚に誠実な姿勢を保つことが肝要なのだ。
加えて、現代の便利な機器は人間の心身を衰退させる、ということも見落としてはならないだろう。


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0055 (満月)

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