2021年10月25日
孔子(論語・學而) @
憚 過
勿
改 則
過ちては則ち改むるに憚かること勿かれ。
過ちを犯したと気づいたら、自分の立場・面目とか他人の目など気にせず、躊躇わず、即改めるべきだ、ということ。
この箴言(上記の言葉)は、「優れた人物の本来あるべき姿」について説いたもので、
➀ 如何なる場合でも、毅然とした心体であること
➁ 学問に励み、常に柔軟な心身を保つこと
B 何人・何事にも誠実であること
C 友だちとすべき者のこと
の項目に続いて、挙げられている。
<管 見>
「失敗は成功の母」とか「失敗は成功のもと」という格言がある。
失策・落ち度・躓きは、誰にでもある。
ところが、その後に現れる岐路の選択次第で、大きな差が生じるのである。
失敗した後の行為(心・意思を基とした行い)を二つのタイプで考えてみると、
*利己的な者
・体面(面目)に捉われ、取り繕うことに終始。
・弁解(言い訳)。
・責任転嫁。
・喉元過ぎれば熱さを忘れる=B
・虚飾。
・詭弁を弄する。
・開き直る。
例:轢き逃げ・トカゲの尻尾切り・頬被り・謝罪しいない女性アナウンサー……
*利他的な者
・外連味が無い(繕わない)。
・自認。
・脚下照顧。
・他を慮る。
・体験⇒経験⇒財産。
・人生の糧として、今後に活用する。
例:謝罪しいない女性アナウンサーに成り代わって、謝罪する男性アナウンサー……