2022年06月06日

0033

0033.jpg



posted by 頑輝 at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 俳句

大学 4

76大学 C_20220122 (18).jpg

      叉   日   荀
      日   日   日
      新   新   新


荀に日に新たに、日日に新たに、

又た日に新たなり。


今日の行いは、昨日よりも新しく良くなり、

明日の行いは、今日よりも新しく良くなるように、

修養に心掛けなければならない。

殷の湯王)は、これを(ばん)()の器に彫り付けて、

毎日の自誡(じかい)(自戒)の句とした。


<管 見>

(いん)()の時代の明君であった(とう)(おう)は、

洗面器に今回の至言一文を刻み込み

「修身」の決意を日々新たにしたといわれる。  


また、日本でも昭和の世にあって、

・誰もが認める昭和を代表する財界人。

・経営者として数々の企業の再建に貢献。

・当時の政府から懇願されて、

 行財政改革会長として活躍。

などで知られた土光敏夫さんの生活は、

公私共に質素を基本とした人であったが、

その座右の銘としたのはこの至言だった。


サントリーの健康情報によれば、

我々の体を構成する細胞は、

60兆個あるという、それは成人以降も

神経細胞や骨格筋細胞などの一部を除いて、

ほんの僅かずつであるが日々生まれ変わってい

るらしい。

所謂、細胞の新陳代謝だといわれる。

何故、体にはそのような仕組みが備わって

いるのか?

例えば、機器を考えるとき、

機器全体は夫々の機能を持つ部品からできている。

どんな機器でも性能を維持するためには、

一定の期間を経たら点検・修理は欠かせない。

(身近な車の点検・車検・法定検査を考えれば理解し易い)

そのためには、

*メンテナンス(維持管理)

*オーバーホール(分解して点検・修理・部品交換)

などは安全・安心した生活(公私)のためには

必須なのだ。


このような機器同様、人の体も然りなのだ。

体の細胞にも有効期限があり、

古くなった細胞を新しい細胞に交換が

必要になってくるのだ。

こうした新陳代謝が体内の各部分で

少しずつ進行していることで、

我々の健康と生命が維持されて

いるのだ、という。

これはまた、肉体的だけではなく、

精神的にもいえることである。

何故なら、人の健康寿命は肉体面と

精神面とは、車の両輪の如くだからだ。


いや、精神の肉体に及ぼす影響力は大だと思う。

それは、心(精神)⇒言葉行動(自他共)

つまり、先ず心(精神)があり、

そこから発した言葉によって、

(義での運動である)肉体を思いのままに

(牽引するが如く)誘い動かすのであろう。

例えば、感動(心の琴線に触れて)すると、

表情や体の動きとして表れる、そして……。


だからこそ、

(とう)(おう)は、洗面器に至言の一文を刻み込み、

土光敏夫さんは、座右の銘として、心(精神)

刻み込んだのであろう。

上記のような方々でさえ、日日怠ることなく

努めたのだから、僅かな目的しかない愚生などは

(それでも一歩でも近づくには)

その何倍も何十倍もの努力をしても、到底無理かもしれない。

然し、その能力や進歩は微々たるものでも、

諦めずに継続することに意義があること信じて、

倦まず弛まずこれからも努めたいと思う。


〈用語注〉:

殷の湯王:夏の桀王(酒池肉林…などの)

     暴政を敷き、その治世はひどく乱れた。

殷の湯王(契から数えて13代目、

天乙ともいう)は天命を受けて

悪政を正すとして、伊尹いいん(名宰相

・湯王の補佐役)の助けを借りて蜂起

、夏軍を撃破し、夏を滅亡させた。

(ばん)   :洗面器





posted by 頑輝 at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記