2022年11月07日

富岡市ー石仏A

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0001 立冬

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春秋左氏伝 5

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有基無壊

基あれば(やぶ)るることなし。

すべて基礎が確りしていれば、失敗することは無い、というのである。


<管 見>

基礎がいい加減では、何事も成し遂げることはできない。


建築を例に取り上げてみると、

先ず、建物を支える地盤が確りしていなければならない。

若し、建築物に対して地耐力が不足ならば、杭・土壌改良などの手段を講じなければならない。

そこで、工程を簡単に記せば、

@仮設工事

➁山留・土工事

B杭・地業工事

C躯体工事(地下・地上)

 ※各種の構造部材(木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造…)によるもので、建築物の構造体(躯体)をつくる工事をいい、(杭・地業⇒)基礎工事を土台として、下から上に向かって進めていく。

D仕上げ工事(内外装)

…などとなるが、その間には電気・給排水などの設備工事が伴うことは言わずもがなである。


また、上記の施工の外に、

*土地関係

*設計関係

*管理関係

*メンテナンス関係

…などがあり、それら各々の基本的要素も見逃せない。


さて、今回の至言に話を戻すと、

愚生の独断かもしれないけれど、単なる「基礎」と捉える場合の外に「前工事」・「下地」・「躯体(構造〜骨組み)」…などの意も欠かせない、と思うのである。

何れも大意(大義)は同じくするものであるが、大要は事前のことに心配りせよ・準備・見えないところにこそ心構えを怠るな!「転ばぬ先の杖」・「雨降らずして地固うする」である。

*「前工事」:後()の工事が容易(効率よく)に出来ることに心を配り、今の仕事を行う。

*「下地」:仕上げの良し悪しは、下地の良し悪しにあり。

*「躯体(構造〜骨組み)」:内外装の維持管理・改装は容易だが、躯体(構造)は人体でいえば骨格であり容易(極めて困難)には取り替えられない。

これらは何時もの決まり文句のようであるが、失敗・トラブル・人的災害等を引き起こさないためにも重要なことなのである。


言葉が過ぎる感が否めないけれど、敢えて記せば、

モノ・コトには、夫々何のために存在するのか、という「基本的な本質・目的」がある。

そのことを確り守ることが大切なのだ。


例えば、建物というものは本来「雨露を凌ぐ」・「自然(天為・人為・)による災害から身を護る」・「動植物・病虫害・放射能などからの隔離」…が目的なのだ。

だから、「良く・安く・早く・情報」よりも「安全」が第一なのだ。

建築基準法の第一条の目的には、

この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。≠ニある。

ところが、(愚生の周りに関する限りでは)殆どの建築関係者はこれを見過ごし、または意をはき違えたり自分の都合の良い風に解釈しているのが通例のようになっている。

これさえ守った企画・構造計画・計算・設計・施工・管理…さえしていれば良しとしているのだ。

中には「奇を衒って」、わざと奇形な地盤にデフォルメ(意識的に歪形化)した建築物をコンペテーションに出品するなど、注目を浴びることを誇りとして差別化を図る者がいる。

そして、それをまた優れた才能として認め、称賛する輩さえいるのである。

それは、単なる造形の域を出ない、何ものでもない。


建築に限らず、我々は基礎(基本)に立ち返り、そのものの原点というべき使命・目的を大事にしようではないか。

本来は、脚光を浴びるような職域ではなく、コツコツと地味なモノ作りであって完成も然る事ながら過程を大切に努めて、秘かに喜びを噛みしめるものなのだ。

その喜びこそ、ナニモノにもまさる報酬なのだから…。


〈用語注〉:

造形:本来、造形とは、形を造ること、すなわち英語でいうmodeling(模型製作・立体感表現)やmolding(型入れ・鋳造・塑像)を意味する。


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