敬無災
敬すれば災いなし。
敬いの心を持つことが、あらゆる災害から免れる方法
である、と説く。
<管 見>
敬いの心とは、日頃から学に努めて謙譲の精神を養い、
いざという時にはその心を行動にて示す、
ということなのだ。
この場合の学びの師となるのは、
*古典などの書(尚友)。
*各種学校での、人間性豊かな真の師からの単なる
言葉だけではでない(知情意)教え。
*身近な人たちとの雑談。
常に学ぶ姿勢を忘れなければ、相手の何気ない言葉
の端々にも、忠言・薬石の言…がある。
それには、オノレを低い位置に保つことが不可欠であろう。
争わず、体をかわして相手に譲るのも、最小限の災厄で
済ませる方法ではなかろうか。
人生の味わいを楽しむには、精神のあり方⇒手段⇒実行
の次第であるのかもしれない。
そして、オノレの人生が充実したものに一歩でも近づけ
れば、それだけで幸せというものだろう。
〈用語注〉: