2023年02月20日

礼記 7

113礼記 F.jpg

至敬無文  

至敬に文無し。

敬いの極点に達したとき、そこにはもはや(あや)や飾りは無い、という。


<管 見>

尊敬の念が最高に至ったときには、その心以外何も不要である。

また、仮に飾り立てても、

@道理に合わない

Aそうする理由がない

B意味がない、つまらない

など、かえって「敬いの心」を汚したり、薄めたりの作用が働くばかりである、というのだろう。

つまり、

*蛇足

*功を弄して拙を為す

*過ぎたるは猶及ばざるが如し

*無用の長物

であって、「敬は礼の本なり」なのだ。


〈用語注〉:

():語源は、縦糸と横糸を組み合わせで、織物や模様の意。

そこから派生して、

*心の綾(心の動きの機微)

*言葉の綾(微妙で上手い言い回し)

*目にも綾な(織りなされた美しい情景)

等という。


posted by 頑輝 at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記
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