2024年01月01日

老子 17

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老子・自知者明

人を知る者智なり。

自ら知る者は明なり。

人を知ることは智者〈※〉に過ぎない。

だが、自分自身を知ることを最上の明〈※〉とすべきである。


<管 見>

西洋の哲学者も「汝みずからを知れ」と教えている。

(Webのコトバンクによれば)、……ソクラテスは,人間の知恵が神に比すれば取るに足らぬものであるとする立場から,何よりもまず自己の無知を知る厳格な哲学的反省が肝要であるとして,この格言を自己の哲学的活動の出発点においた (『ソクラテスの弁明』

デルフォイの神殿()にあるアポロンの神託所に、「汝自身を知れ」という言葉が刻まれている。

これはソクラテスが大切にしていた言葉で、「無知の知」と同じ意味を持つものである。

*単なる「無知」とは、知らない=未熟=愚か、いう固定観念〈※〉と、知らない=未熟=愚か、であると思われたくない、という見栄とを併せ持つこと(無知であることを隠したい気持ち〉

*「無知の知」とは、自分が無知な状態であることを自覚するということである。

ソクラテスの発言の意図は、無知であることを自覚することが、真理を知るためのスタートラインである、ということだ。

彼は「何が一番大事な事なのか、何が真理なのか、ということについては、私も、彼らも、ともに分かっていない

でも、彼らは、分かったつもりでいる。

然し私は、分かっていない、という事を自覚している」と言っている。

つまり、「私は、自分の“無知”を知っている、という点では彼らよりも知恵者〈※〉である」というのだ

ここで大切なことは、ソクラテスの自「無知の知」の中には、先ず自分が無知であることを認め、他者に聞くことが〈より賢い人になる〉ための第一歩だという意味が込められていることだ。


前5世紀の後半、アテネで活動していたソクラテスは、37歳の時、デルフォイのアポロン神殿の「ソクラテスより知恵のあるものはいない」という神託を受け、それを確かめるために当時知者と言われた人々と対話を重ね、「無知の知」の真理に至ったとされている。

(※ソクラテス自身が相手に考え方を押し付けるのではなく、相手との問答によって相手が自ずから気付くように導いた。つまり、助産婦が赤ん坊の誕生を手助けるようなことから産婆術とも言い、これがソクラテスの大きな特徴であるといわれる)


愚生の独断と偏見だが、

*他人を理解する事は、知恵の働きでよい。

*自身を理解する事は、智慧の働きが必要だ。

*他人に勝つには、普通の力でよい。

*自分自身に打ち勝つには、真の強さが必要だ。

*満足する事を知っている人間が、真に豊かな人間だ。

*努力を続ける人間は、それだけで既に目的を果たしている。

*自分本来のあり方を忘れないのが、長続きをするコツである。

*死にとらわれず、「道」に沿ってありのままの自分を受け入れる事が本当の長生きである。


「知恵」とは、「物事の道理・方法・意味を判断して適切に処理していく知的な心の働き」「有益なアイデア・ひらめきを生み出す心の働き」を意味する。

「智慧」とは、「物事の真理を明らかにして、苦悩を消滅させる悟りを開く心の働き」を意味する。


〈用語注〉:

デルフォイのアポロンの神殿:ギリシャ中部

智者〈知者〉:知恵の優れた人。道理を弁えた人。

明:物事の道理を見通す力。眼識。眼力。(例:先見の明)

固定観念:心の中にこり固まっていて、他人の意見や周りの状況によって変化せず、行動を規定するような観念。

知恵者:物事を考え、正しく判断し、適切に処理する能力がすぐれている人。知恵がよく働く人

明知の人:自分の欠点を見抜いて指導を受け入れる人。


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